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「風よ未来へ」(追記あり)

以下はブログ風の耳からの転載です。

「風よ未来へ」

先月(2015年6月)27日、南部合唱団音楽会「風よ未来へ」に当団よりの委嘱編曲〈原爆を許すまじ〉の再演もあり招待を受け出掛けました。
その打上の席で私が話したことを当団発行の新聞「南部新聞」に掲載してもよいかというお話を受け当誌に寄稿した原稿をここに掲載させて戴きます。音楽会の簡単な随想も兼ね、現時点での深刻な問題に、〈大人は手遅れかも知れないが子供たちに伝えなければならないことがある〉の作曲でここ最近大変お世話になっています山崎康彦さんの「革命理論」にも触れ、核心に触れる内容になっているとは思います。が、この時点での私の限界もあって、不足な面も多々あります。それは後に補って行こうと思います。

以下、寄稿記事掲載。

「風よ未来へ」または 原爆・憲法・原発、そして戦争か平和か?
                                   髙橋 喜治(作曲家)

 先月6月27日(土)大井町きゅりあん大ホールにて南部合唱団音楽会「風よ未来へ−わたしたちの想いをのせて−」が開催されました。私は、南部合唱団のヴォイストレーナーを務めていらっしゃる声楽家(ソプラノ)の鶴岡恵さんの紹介によりこの日再演された〈原爆を許すまじ〉とその他に〈日本国憲法前文〉の編曲の依頼を戴きこれまでに演奏されているという関係でこの日招待を受け会場に出掛け、終演後の打上の席で私が述べたことを新聞に掲載させて欲しいという南部合唱団書記長大寿美幸子さんよりお話を戴き今これを執筆しているのです。
 まさに戦後の歴史の歩みと共に活動を継続して来られた南部合唱団は自他共に認められる「社会派合唱団」であると言えるでしょう。今回のプログラム後半にも、事故後の福島の取材から団の皆さんで作詞し、オープニング曲と同じ団のテノールの小島啓介さんが作曲された《いつの日かきっと》が発表され、その後、外山雄三先生の《そして一輪の花のほかは》より“新しい憲法のはなし”と“日本国憲法第九条”そして作詞/浅田石二・作曲/木下航二〈原爆を許すまじ〉が続けて演奏されました。それは今まさに安倍政権によって遮二無二成立させられようとしている「戦争法案」を前に私たちの心に切実に響く音楽でした。
 今回の音楽会のタイトルともなった素敵なオープニングの曲〈風よ未来へ〉での加山明美さんのソプラノ独唱の奇麗だったこと、この〈風よ未来へ〉のみならず前述の《いつの日かきっと》もされている小島啓介という作曲家を抱えていることを団として誇れること、毎回の愉しみとなった和太鼓演奏の伝承の大切さ....などなどについて、ここで詳しく繰返すことは省かせて戴き、私は南部合唱団の皆さんからの音楽による問題提起に触れ、今 差迫った最も深刻な問題にこの場で斬込みたいと思います。驚愕の事実と一条(ひとすじ)の希望の光としての解決策をも提示しようと思います。

 鍵は私たちの「日本国憲法」にありました。

 安倍晋三が戦後戦犯として処刑されることと引替にCIAのスパイとなった岸信介の孫であり、晋三はその祖父岸の遺志を継ぎ改憲を目論んでいることは既に人口に膾炙していますが、では、この明らかな憲法違反が何故、こうも放置されたままでいられるのか? そのことに正面から向合い説明できる人はこれまでいませんでした。その理由は「タブーに触れる」ことになるからでしょう。しかし、最早情況は大きく変わりました。
 憲法第81条は「最高裁判所は、一切の法律、命令、規則又は処分が憲法に適合するかしないかを決定する権限を有する終審裁判所である」筈なのですが、守られたためしがありませんでした。この第81条についてはまた後で触れます。
 第41条では「国会は、国権の最高機関であつて、国の唯一の立法機関である。」と、三権分立の「立法」は国会に権限がある筈なのですが、現実は内閣が起案しこれを閣議決定で決定し、国会で賛成多数(数の力で)で強行採決してしまうという暴挙が平気で為され、しかも「衆議院の解散は内閣総理大臣の専権事項」などという規定は憲法上には無いのにもかかわらず立法の最高機関である国会を差置いて総理大臣が勝手に解散を決めてしまうのです!
 ところで「法の番人」などと呼ばれもする内閣法制局は、明治憲法時代の名残で、法的根拠の無い慣習的存在でしかないことを皆さんはご存じでしたか?

 さて、以上の事実を踏まえ、これから「解決策」に話は向います。 
 自民党改憲草案をよく読んでみると、まず文脈上の前後の整合性のない箇所が有り、これを「憲法」などと呼べる次元の代物ではないことがまず判ります。しかし、現行憲法との照合で、オモシロイ事実が浮かび上がって来るのです。
 前述の国会の規定 第41条は草案でも現行そっくりそのままなのです(☞http://blog-imgs-80.fc2.com/r/e/f/refletsdansleau/kenpou41.png)が、なぜか第54条の頭にいきなり「衆議院の解散は、内閣総理大臣が決定する」の一文が付加えられているのです(☞http://blog-imgs-80.fc2.com/r/e/f/refletsdansleau/kenpou54.png)。そして、内閣の職務条項である第73条の第5項に現行では「予算を作成して国会に提出すること。」と予算のことしか書いてないのに草案では「予算案及び法律案を作成して国会に提出すること。」とちゃっかり「法律案」も付加えられているのです(☞http://blog-imgs-80.fc2.com/r/e/f/refletsdansleau/kenpou73.png)。

  これが意味するところをお解りですか?

 ここで私は麻生太郎氏の悪名高い「あの手口講演」の内容を想い起します。
 拙ブログ記事より引用します。字数節約のため改行を省略しますが、途中のスラッシュ(/)は元の改行を意味します。「僕は4月28日、昭和27年、その日から、今日は日本が独立した日だからと、靖国神社に連れて行かれた。それが、初めて靖国神社に参拝した記憶です。それから今日まで、毎年1回、必ず行っていますが、わーわー騒ぎになったのは、いつからですか。/ 昔は静かに行っておられました。各総理も行っておられた。いつから騒ぎにした。マスコミですよ。いつのときからか、騒ぎになった。騒がれたら、中国も騒がざるをえない。韓国も騒ぎますよ。だから、静かにやろうやと。憲法は、ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていたんですよ。だれも気づかないで変わった。あの手口学んだらどうかね。/ わーわー騒がないで。本当に、みんないい憲法と、みんな納得して、あの憲法変わっているからね。ぜひ、そういった意味で、僕は民主主義を否定するつもりはまったくありませんが、しかし、私どもは重ねて言いますが、喧噪(けんそう)のなかで決めてほしくない。」引用以上。(☞http://refletsdansleau.blog.fc2.com/blog-entry-105.html

 嘘みたいな冗談みたいな話ですが嘘でも冗談でもなく自民党改憲草案の実現は独裁体制の完成を意味していたのです。まさに改憲草案にこっそり忍び込まされた文言によってナチスの全権委任法に匹敵する権力の復活が目論まれていたのです。

 この「自民党改憲草案の実現」から逆算的にこれまでの政府の実相を観て行きますと、前述の内閣法制局も、沖縄密約や原発推進の日米同盟以来の違憲性を誤魔化すために付け焼き刃的に置かれていたにすぎなかったのではないかとさえ思えてきます。砂川事件裁判判決で採用された統治行為論も然り。憲法違反を誤魔化し誤魔化し続けてきて、改憲草案の実施と戦争ですべてをチャラにしてしまおうという魂胆が、霧の中からその悍しい姿が、ついに臆面もなく晒され始めているのがまさに今!なのです。

 ここで前掲の憲法第81条に再度触れます。
 条文にあるように「終審裁判所」である筈の最高裁が何故、実際の憲法違反を目前にして沈黙しているのでしょうか? それは元最高裁長官三好達(みよし とおる)が日本最大の極右組織「日本会議」の会長を15年も努めていたことや元最高裁長官石田和外がやはり「日本会議」の会長であったことと無関係ではないどころか、徴兵制をも目論んでいるこの「日本会議」或いはその構成員が重なり合っている「神社本庁」、「創価学会」をはじめとするカルト集団・「統一教会」、「在特会」などに支えられながら最高裁のみならず政府がほぼ旧体制勢力に「牛耳られていた」と言っても過言ではないことに拠ります。安倍晋三は米国ネオコンの命令をいいことに国民のお金を大量に彼らに流しつつ戦後温存されてしまっていたこの旧体制勢力の大躍進 つまりは天皇を元首とした大日本帝国の復活を目論んでいたのです。

 因に創価学会に支えられた公明党は憲法第20条の政教分離原則に明らかに違反しています。私はこれまでずーっと憲法違反なのに何故放置されているのか、第98条によって無効となるべきなのに何故そうならないのか? 何か決定的な解決策はないものかと非常に歯痒くもどかしい思いでいました。特に311以降、放射能に曝されたままこれといった解決策も打出さないまま原発の再稼働や増設、他国へのセールスまで言い出す始末の政府とは狂気以外の何者でないとさえ思っていました。

 しかし、去る5月24日、歴史的瞬間と言っても過言でない時が訪れました。
 山崎康彦さんというネットジァーナリストで市民政治活動家の放送されているYYNewsLive特別講演「安保法案と安部自公政権を同時に打倒できる秘策とは?」で山崎さんより述べられた「秘策」こそ、この原稿にて僭越にも私がこれまで述べてきた見解に至ることを可能にしてくださった山崎さんの「発見」とも言っていい事柄だったのです。この内容につきましては是非とも実際のその放送の録画を観て戴けましたら幸です。(☞http://twitcasting.tv/chateaux1000/movie/171146943

 この放送以降、山崎さんは「一千万人情報拡散運動」として情報共有のためのメーリングリストを作成をご自身されていますので、ご協力してくださる方は是非メール差上げてください。(山崎康彦さんのE-Mail yampr7@mx3.alpha-web.ne.jp)

 今後の課題として、戦争を避け、平和の世界を実現させるためには、以上のような憲法違反を国会議員の方々がどれだけ自覚し、これまでの違憲に対しての本格的な反省と改善に取組むことを、国民の世論と実際的な働きかけで、実現させることができるかどうかにかかっています。私は山本太郎氏にメッセージを送っていますが、このことを理解できないのか、先の解散総選挙もまた違憲なのでご自身も非合法議員であるという事実を受入れることを躊躇されているのか、よく判りませんが、まだ確かな反応は戴いていません。

 次に、その他の問題として、これは山崎康彦さんから直接戴いたメールからそのままを引用させて戴きますが、「日本の国と地方の税収の55.5%(49,2兆円)が460万人の公務員を世界最高の給与と優遇労働条件で雇うために使われていること。/そして歴代自民政権と財務官僚とメガバンクが自分たちの利益のために乱発してきた各種国債(赤字、建設、財投)と銀行借り入れがつもりに積もって今年3月末時点で1053兆円の借金となっていること。/自民党政権と財務省は、大手マスコミを使って国民一人あたり830万円の借金として、借金の責任と返済義務を国民に課すような世論誘導が盛んにしていること。/またこの借金の返済のために税収の26.9%(23.4兆円)が国債費として使われていること。そして残りの国民1億2200万人に使われる税金が残りの17.6%(15.7兆円)しかないこと。/足りない財源を埋め合わせるために歴代自民党政権は毎年30兆円-40兆円の赤字国債を発行していること。/国債や借入金の受けてはすべてメガバンクであること。」

 結局、これはいったい何なのでしょうか?! 政治とは犯罪ですか? 政府とは犯罪者集団なのですか?

 以上の他に安倍晋三をコントロールしている米国ネオコンの正体と国際金融マフィアロスチャイルドの世界支配についても書くべきでしたが、余りにも長大になってしまいそうですので、それらにつきましてはまた別の機会に譲らせて戴きたく思います。

 最後に、ふたつの言葉を引用して終りたいと思います。
 最初は、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアの名言「最大の悲劇は、悪人の暴力ではなく、善人の沈黙である。沈黙は、暴力の陰に隠れた同罪者である。」
 次に私の名言ならぬ迷言(?)「人類が自然と共に存続する限り、音楽は永遠である。」

                  2015年7月3日(金曜日)に記す

寄稿記事掲載、以上。


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「風よ未来へ」

関連ページ
(改題)非合法安倍政権の終りは近い

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以下、追記。

安倍政権とは実質憲法破壊のクーデター政権であるわけですが、この体質のルーツはいったいどこにあるのでしょうか?
それは「田布施システム」です。

田布施システムについて
Reflets dans l'eau 不条理システム - 1 - 政治体制と「日本の真相」










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